変身
更新日:05.06.19 |
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2005年6月19日/第32回
変身
散歩してたら顔に虫がたかってきたんです。1匹だけずーっと付いてきて、払っても払っても顔の前にやってくるんです。「なんだよ〜もう!」と思ったとたんに、ある考えが膨らみ出しました。もしかして…虫に姿を変えられてしまった知人なんじゃないだろうか?(私の精神状態は至って良好です)突然虫になってしまった大事な人が、必死で私に存在をアピールしているんじゃないだろうか…。そして私に払われて悲しい思いをしてるんじゃないだろうか?
+++以下妄想+++
虫 「稲葉、稲葉! 私よ私!」
稲葉「ウザイなぁ、シッシッ!」
虫 「キャァ! ダメだわ声が聞こえないのかしら…いーなーばー!」
稲葉「なんでこんなについて来るのよ…」
虫 「私だってば! 気が付いてッ!」
稲葉「何か聞こえた気がする…」
虫 「気付いたか? 稲葉!」
稲葉「そんなに付いてきたいなら勝手にするがいいわ…」
虫 「あ、ゆっくり歩き出したわ! 気付いたのね!?」
稲葉「もしかしたら…この虫、私と友達になりたいのかしら?」
虫 「違うわよ! アンタの友達よ! バカじゃないの?」
稲葉「虫の友達も1匹くらいいてもいいし…」
虫 「虫と友達になれるワケねぇだろう! 相変わらずのバカだな!」
稲葉「初めまして。稲葉です」
虫 「こんなバカと友達だったのね…がっかりだわ」
稲葉「これから君のこと“グレゴール”って呼んでもいいかな?」
虫 「もう知らないわ…他の人のとこ行くわね」ブ−ン(飛んだ)
稲葉「行っちゃった…」
+++妄想終了+++
上記の話を妹にしたら冷ややかに「その話、長くなりそう?」と言われました。
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