変身
更新日:05.06.19 |
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2003年10月25日/第20回
ネタはどこにあるんだ?
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アッというまに第20話である。この日記を描きはじめてどのくらい経つだろうか…
UPし始めたのは2003年の正月からなのだが日記を書きはじめたのは実はもっと以前からである。初めの頃は「自分が文章を書いて人様に見せる」なんて考えてもいなかった。知人に「文章書いたら面白いンじゃないの?」と薦められ、練習の為に何話か書いてから軽いノリでスタートしてしまったのだ。すでに読者の皆様はお気付きだろうが私の国語能力はサル以下だ(ウキー!)。
白状すると句読点の付け場もよくわからない有り様で、未だに解ってない。人に話をする様に勢いで書いているわけだ。初めの頃は「どうせ知っている人しか読まないからいいか」といい加減な気持ちで書いていた私だが、全く面識の無いリピーター読者様から「日記毎回読んでいます」という有り難いメールを頂いたり、母に「◯×さんが更新まだかって言ってたわよ」とか、知人に「今回つまんないし絵がショボい」とダメ出しされたりしているうちに責任感が生まれ、普段からネタを探すようになった(サルから猿人へ進化)。探さなくても生活さえしていれば日記は書ける。だが「面白い日記」となるとそんな事件はなかなか起きてはくれない…ネタにつまるわけだ。率直にいうと今ネタにつまっているのだ。つい先日ちょっと「お!これは面白事件か?」という出来事があったのだが普通に生活していて起きた事件でそんなに面白くも無いがネタがないので書くことにした。(チミの日記なんか読む暇ないと言う人はココから先は時間の無駄です。ためになる本でも読むべきです。)
町田のルミネで買い物をしていた私は、女子中学生のパンツを携帯で盗撮した中年男性が被害者の女子中学生グループ五人くらいに追い掛け回され、必死の形相で逃げている様を目撃した。中学生達は「この変なおじさんチカンでーす!パンツ盗撮されましたァ!」とか「◯×ちゃん!そっちから挟み込んで!」などと楽しそうに叫び、店員さんも「ヨシ!あの男だねッ!」と中学生と団結。ガードマンも加わっての大捕り物となった。私も離れた所から、まるでドリフの観客のように「志村(変なおじさん)!後ろ後ろ!」と心の中だけで叫んで楽しんでしまった。本来なら決して楽しむべき事件ではなかったのだけれど、なんかこう…その場の雰囲気が一致団結していて『お祭り』っぽくなっていたのだ。閉店真際の店内には客も少なく、店員も暇そうに閉店時間を待っている様子だった。そこへ現れたのが今巷で話題の『携帯でパンツ盗撮へんなおじさん』だ。
ファンシーグッズに囲まれた店内、女子中学生特有のハイテンションなチームワーク、その雰囲気に飲まれた大人達で鬼ゴッコと化した不思議空間。ただの客である私に参加の権利はなく、黙って見ていることしか出来なかったのが残念でならない。昔、私も中高生だったころチカンにあったことがある。あの頃は携帯カメラなんか無かったから電車でケツを撫でられたり、道で変なおじさんの『お宝』を惜しげも無く見せつけられたりしたが、怖くて声も出せなかった。友達と一緒でも怖くてお祭り騒ぎで追っかけたりは出来なかった。チカンも進化したが女も進化したということだろうか…。結局捕まえられたのかどうか定かではないが、逃げていたオッサンの必死な形相を思い出すと、今でも笑いが込み上げるのを我慢することができないのだ…フフフ。(中学生に追っかけられてハァハァ言いながら凄い顔してやんの、哀しいね)
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