変身
更新日:05.06.19 |
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ご
あ い さ つ
大変御無沙汰しております。皆様覚えておいででしょうか?
稲葉早苗です。なかなか更新しないので「死んだ?」と思われた方もいらっしゃったのではないですか?
ぼくは死にましぇん! 忙しくてなかなか更新することができましぇんでした。 なんで忙しかったのか… 言い訳は絶対言いません!
ただただ「申し訳なかった!」の一言に尽きます! コチラの事情です。遅れましたが『新年あけましておめでとうございます』です。2004年も日記を描いてゆきますのでお暇なら来てよね。
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2004年1月17日/第22回
高級食材と社員食堂
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更新が遅れたのは短期バイトをしていたからです。怠けていたわけではないんです!
これは言い訳じゃないです。訳です。
場所は『憧れの職業』で書いたT百貨店、今回はお歳暮スタッフの募集だった。もうデパガは十分体験したしA男E男もいないのはわかっていたのだが、家でゴロゴロしていると『社会的不適応人間(通称ダメ人間)』になってしまうので働くことにしたのだ(金が無いのが最大の理由だが…)。朝早く起きてオニギリを作り出勤する。なんてことはないただのしがないバイトなのだが… その日の私は違っていた。何が違っていたか?
その日のお昼はいつものオニギリではなかった…「ベ−グルとフランスパン」それがその日のお昼ゴハンだ!
それだけではない、問題はおかずにある。聞いて驚け! なんと(ペースト状の)フォアグラだったのだ。フォアグラを手にしたのは問題の日の前日、高級食材ばかり食べている叔母からお裾分けしてもらったのだ。叔母からフォアグラを頂いた瞬間、私は閃いた。「このフォアグラ… 社員食堂で食べたらさぞかしおいしく感じるんじゃないか?」高級なレストランで高いワインかなんかを片手に食べる旨さもあるだろう… しかし!
安っぽい社員食堂でただのしがないアルバイトとしてソバや定食を食べているパートさんや社員に混ざってフォアグラ食べたら『まわりを騙してる感』も手伝って絶対おいしいに違いない!
だって誰が「社員食堂でフォアグラ食べてるバイトがいるかも」なんて考える? そんな奴絶対いない!
いたとしたらこの私くらいだ!
私は持ち前の妄想力で自分が社員食堂でフォアグラを食べているところを凄い勢いで妄想した。
___以下妄想___
ベ−グルやフランスパンにフォアグラを塗って食べている私。そこへ同じ職場で働くパートさん数人現る。
パートA「あら稲葉さん。ココ相席いいかしら?」
稲葉「ええどうぞどうぞ!私すぐ行きますから」
パートB「稲葉さん今日はオニギリじゃないの?」
稲葉「はい。Bさんはお蕎麦ですか?おいしそうですね!」
パートC「稲葉さんソレなに?」
稲葉「フォアグラです」
驚愕しているパートさん達。いたって普通に食べる私。注)食べ慣れてる風にすること。
休憩時間が終わり席を立つ私。
稲葉「あ、私もう休憩終わりなんで…お先に失礼します」
パートさん達「…え、ええ」
私が席を立ったあと「あの子実はお嬢様なんじゃないの?」「やっぱりなんか立ち振るまいが違うものねぇ」などど噂をするパートさん達。
___「ムフ」(我ながらイヤらしい妄想だ)
問題の日のお昼、私は社員食堂の片隅でフランスパンやらベ−グルを並べフォアグラを食べていた。誰もこんなところでバイトがフォアグラ食べてるなんて気付くまい。家で食べた時は「そんな旨いもんでもないよなぁ」と思っていたが場所が違うとやっぱり旨く感じるらしい。遠足のオニギリも同じ感覚だろう。勝手な優越感を感じながらフォアグラを食べ終わり、ランチョンマットの上のアルミホイルやらタッパーを片付けていると背後から「あら稲葉さん。ココ相席いいかしら?」と声をかけられた。
稲葉「あ!ハイどうぞどうぞ!」(なんだよ! もっと早く来いよ!)
パートA「稲葉さん今日もオニギリ?」
稲葉「…いえ今日はちょっと…Aさんはお蕎麦ですか?おいしそうですね…」(もうどうでもいい)
パートB「私はカキフライ定食にしたわ。稲葉さんは何たべたの?」
稲葉「…パンです」
パートさん達「フ−ン」(そっけなく)
稲葉「そんじゃ私、先にもどりますね…ごゆっくり」(ため息)
あと5分早く来てくれれば… いや、私がもっとゆっくり食べていれば…。イヤいいんだ、これでよかったんだ。私はただのしがないバイトじゃないか!
それに私は十分に楽しんだ! そう自分になんども言い聞かせながら仕事に戻ったのであった。(神様は意地悪です)
一言リンク集
まったく知りませんでしたがフォアグラには鴨とガチョウの2種類があるんですってね。私が食べたのはより高級なガチョウのフォアグラでした。旨いのか不味いのかわかりません。
グルメミートWORLD:フォアグラ
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