変身
更新日:05.06.19 |
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2004年4月10日/第25回
ジェネレーションギャップ
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28歳の私は若者かオバサンか? そんなことを真剣に考える…
なんてことはせずに都合の良い時だけ若者になったりオバサンになってみたりしている稲葉早苗です。
28歳のミディアムおばさんだと若者にもオバサンにも上手く混じることが出来ますが、話言葉にかぎって少々引っ掛かるところがあります。10代後半から20代前半の知人と話していると頻繁に未知の言語が飛び出します。意味は解るのですが使えない言葉…
つまりヒアリングはOKだけど自分が使うには抵抗がある言葉です。もう半年も前ですがこんな会話がありました。
23歳の女の子「稲葉さん帰りにコーヒーでもしばいて帰ろうよ」
稲葉「いいよー」(コーヒーを「しばく」???)
この人だけが使っている『俺語』かな? と思いましたが、この半年であと3〜4回聞きました。初めて聞いた時は抵抗アリでしたが、2回目に聞いた時はさほど抵抗を感じませんでした。さすがに使うとなると恥ずかしいので使ったことはありません。もっと抵抗を感じたのは2月に開通したみなとみらい線の話をしていた時です。
稲葉「明日横浜いくんだけど、もう新しい電車乗った?」
19歳女学生「ああ、MM線ですよね? 渋谷とか元町とか中華街とか行けて結構こゆい駅通るよね!」
稲葉「…ああ便利だよねー」(「MM線」が「みなとみらい線」…「こゆい」は「(中身が)濃い」だよな?)
この2つの言葉を試しに同世代に使ってみたところ「なんかイタイからやめて」という返事が帰ってきました。年に合わない事をして「イタイ」という感覚を共有できるのはどのくらいの世代までなんでしょうか?
28の私が「イタイ」と思うのは明らかにオバサンが若い子が使っているだろう言葉(実際は使って無い)を無理矢理使っている時です。語尾あげ口調で話すオバサンなんかはかなり「イタイ部類」に当てはまります。語尾あげ口調は一見若い女の子が使っている様に認識されていますが実際使っているのは40代〜50代のオバサンが多いです。オバサン達自身も若い子の話し方だと思っている人は多いでしょう。本当に若い子はほとんど使いません。
私の母は50歳のオバサンです。普段は使わないのですが電話で友達と話している会話を聞くとかなり「イタイ」話し方をしています。前にこんな会話を聞いて萎えました。
母「ウンウン…そうなのヨ〜〜私携帯のアドレス? 変えたのヨ。ホラ出会い系? あのメールがうざいから?」(50代の話す『語尾あげ』や『うざい』の方がよっぽどうざい)
母「メールアドレス教えてよ〜〜、私? えーっとヨッコイショ、いい? いうわよ? そう全部小文字ぃ」
稲葉(心の声)「ウチの親も語尾あげか…」
母「〜〜〜ドコモ、ボッチ、シ−オ−、ボッチ、ジェーピーわかった?」
稲葉「ボッチ?」
どうやら母は『ドット』のことを『ボッチ』だと思っているらしい。ボッチってなんだ?
なんか出っぱってるみたいじゃないか?? 初めて聞いた…。しかしオバサン同士はそれで通じているらしい。不思議な事だが世代が違うと意味不明で違和感を感じる言葉でも同世代なら通じてしまうらしい。種族が違うと言葉も違うように世代が違うと言葉も違うんだな、と新しい言語に感心いたしました。
一言リンク集
最近話題のギャル語(⊃冫二千ハ などの携帯文字)って実際使うのは中学生くらいなんでしょうか?
のりピー語とか業界用語って今使ったらバリバリカッチョEじゃん? ゐωナょ使ってちょωまけ〃!
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