ニオイの発信源
ネット通販で甘い香りの香水を買いました。
お砂糖みたいな甘〜い香りでとっても乙女チック♪
出かける機会があったので早速ふりかけて外出。気に入った香りなので、もしかしたら少し多めにつけてしまっていたかもしれません。
駅まで行こうと乗り込んだバスは、どっか私立の小学校帰りの子供達(うるさいガキ)で満員でしたが、甘い香りに包まれているのでゴキゲンです☆
物凄く混んできたのでバスの中心部に移動すると、中心部には殺人的にはしゃいでいる子供が数人おりました。手すりにぶら下がったり、ひとり掛けの座席に2〜3人で座ったり…、とにかく子供の行動が自由過ぎてムカつきます。まぁ仕方ない、ここはじっと辛抱です。
するとその中の1人がデカい声で「なんか凄いニオイする!」と叫びました。他の子供達も「ホントだ!なんか化粧の匂いする!」「なんだなんだ?ワーイ!ワーイ!」間違い無く私の香水を指しているいると思われます。
私は「ヤバい!絶対に私の事だ!」と焦りました。
子供達は「この匂いの発信源は誰だ誰だ」と騒ぎはじめました、私はいつ摘発されるかハラハラして気が気じゃありません。
こういう時の子供は残酷です。遠慮なしに近くにいる大人をクンクン嗅ぎだしました。
しばらく経つと、そのなかのリーダー格のポッチャリした男の子が「僕わかったー!」と叫びました。
もうダメです。
「あのオジサンが匂いの発信源だ!!!」
セーーーーーーフ!
ナイス!勘違い☆周辺に乗っていたうるさい子供も「そうだそうだ!ワーイ!ワーイ!」とはしゃいでいます。
近くで居眠りしてたオジサンには悪いが、駅に到着するまで罪をかぶせてしまいましょう♪
ホッとしたのもつかの間。冤罪のオジサンが次の停車駅のブザーを押しているではあーりませんか!私は「待ってオジサン!一緒に駅まで乗ってかない!?」と心の中だけで叫びましたがオジサンは無情にもとっとと降りていきました。
オジサンが降りる時、うるさい子供達は「発信源が降りるぞ!ワーイ!ワーイ!」とはしゃいでいます…残念だが本物の発信源はまだまだ乗ってるよ!
バスが発車して子供達の話題はTVの話しに変わりました。しかし相手は気まぐれ天使、いつまた『匂いの発信源』の話題に戻るか解りません。
私は駅に着くまでの間ずっと「いつ摘発されるんだ」とヒヤヒヤしっぱなしでした。
結局、駅に着くまで私が『匂いの発信源』として晒し上げられることはなかったのですが、1日中「私は臭いのだ…発信源なのだ…」と人込みを避けて歩きました。
家を出る時はゴキゲンだったのに… 素直な子供達に囲まれてすっかりダークな1日に変わりましたよ。トホホ…
これから香水の付け過ぎには注意します。 (:´へ`)←発信源